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24-25年度国際奉仕活動 タイ王国コンケーン県医療機器寄贈
2025年07月08日(火)当クラブが幹事となり、東京城西ロータリークラブ様との合同奉仕活動として、
タイ王国のウェーンノイ病院(Waeng Noi )に57,377ドル相当の医療機器を寄贈しました。2025年5月16日(金)には現地で寄贈式が行われ、当クラブからは榎本会長、
清水国際奉仕委員長、西村副委員長、種市委員が参加しました。本事業の概要は以下の通りです。
*清水国際奉仕委員長記載。1.関係者ロータリークラブ
・援助国側:第2750地区 東京世田谷ロータリークラブ(幹事クラブ)、東京城西ロータリークラブ
・実施国側:第3340地区 ミタラパープ ロータリークラブ(Mitraparp)2.プロジェクトの目的と概要
タイでは医療予算が削減され、医療機器が長期的に不足し、それらの老朽化が進んでいるが、
資金不足により買い替えができていない現状です。しかし、患者数は増加傾向にあります。
グローバル補助金を活用し、ウェーンノイ病院(Waeng Noi )の医療サービス能力を拡大するために不可欠な
医療機器と設備を寄付します。農村部の医療レベルを向上させ、地域住民の健康と命を守ることが目的です。
3.寄贈する医療機器(単位米ドル)
・除細動器・・・7,500ドル
・心電図・・・3,125ドル
・高流量酸素発生器・・・13,125ドル
・ベッドサイド患者モニター・・・7,500ドル
・酸素飽和度血圧モニター・・・7,813ドル
・輸血ポンプ・・・8,438ドル
・電気情報変換装置(トランスデューサー)・・・3,750ドル
・吸引機・・・938ドル
・患者食や消毒された器具の輸送用電動トローリー・・・4,688ドル
・為替レート調整・・・500ドル
合計:57,377ドル4.プロジェクト資金
・東京城西ロータリークラブ 現金拠出金・・・704ドル
・東京世田谷ロータリークラブ 現金拠出金・・・2,673ドル
・第2750地区DDF・・・30,000ドル
・WF上乗せ・・・24,000ドル
合計:57,377ドル5.タイ王国コンケン県とウェーンノイ病院について
1)コンケン県
・ コンケン県の面積は10,886平方キロメートル=岐阜県ぐらい。人口は約180万人。
・ コンケン県には 26 の支庁があり、各々に公立病院が1施設有り。
・ ウェンノイ病院は支局地域の公立病院。
・10の診療部門と病棟があり、185人の医療スタッフが在籍。
・74村に住む12,363世帯、42,000人に医療サービスを提供。
また、52村に住む29,200人が暮らすワエンヤイ郡の近隣コミュニティにもサービスを提供。2)タイ王国の公立病院の現状について
公立病院はユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)に基づいて無料の医療サービスを提供しています。
そのため、私立病院に行く余裕のない貧しい地方の患者で常に混雑しています。患者数は増大していますが、政府の予算制約により医療機器が慢性的に不足しています。
タイ王国では既に国民の1,200万人以上が60歳以上であり、WHOはタイ王国を高齢化社会に分類しています。
高齢者の増加に伴い、心臓病、呼吸器疾患、糖尿病、高血圧、胃腸障害、関節炎、
尿路疾患などの感染症を患う患者が急増しています。各効率病院は、ロータリークラブ、ライオンズクラブ等の民間慈善団体などに頼り、
医療機器や必要物資を寄付してもらっています。