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「脳と心の健康 毛内 拡 様」
2026年02月03日(火)卓話実施日:2026年01月28日(水)
卓話タイトル:「脳と心の健康 毛内 拡 様」
卓話者:毛内 拡 様
所属:お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系・助教
昨日の 東京世田谷ロータリークラブ の卓話では、
『「頭がいい」とはどういうことか』
『読書する脳』
などの著者であり、お茶の水女子大学 の 毛内拡 先生をお招きし、
「脳と心の健康」について学ぶ機会をいただきました。前半では、脳が非常に省エネ志向の臓器であること、
そしてその結果として「認知バイアス」や「選択的注意」といった思考のショートカットを用いる特性があることを、
実験例を交えながらわかりやすく解説いただきました。この特性により、人はそれぞれ異なる「脳内モデル」を通して世界を認識しており、
脳科学的には”他者理解は本質的に難しい”というお話が印象に残りました。後半では、現代人が直面している「脳疲労」の原因や「脳疲労」を回復させ、
脳を活性化させるための具体的な方法を教えていただきました。脳疲労の最大の原因は「情報過多」。
現代人は、2〜3日で江戸時代の人が一生で得る情報量を消費しているとも言われており、
古いハードウェア(脳)に過剰な負荷がかかっている状態だそうです。そして脳が疲れると、思考のショートカットがさらに強まり、
他人の言動をネガティブに受け取りやすくなるなど、自意識過剰な状態に陥りやすいとのこと。脳疲労、なかなか怖いです。
では、その脳疲労を回復させるにはどうすればよいのか。
基本は「スマホ依存を減らす」「8時間睡眠をとる」ことが最優先。
そのうえで、脳を豊かにし、回復を促すための3つのキーワードが紹介されました。
・新奇体験:普段はしないような、新しい体験をする(※「新規」ではなく「新奇」)
・情動喚起:ドキドキ・ワクワクするなど、感情が動く体験をする
・社会的活動:他者と関わる活動を行う( 愛情ホルモン「オキシトシン」が分泌され、脳のメンテナンスにつながる)だそうです。
自分の生活を振り返ると、
・ロータリークラブでの社会奉仕活動
・少年野球のお手伝い
・北海道・鶴居村で過ごす時間
これらは、まさに自分の人生を豊かにするだけでなく、
脳疲労対策も意外とできているのかもしれません(※睡眠不足は要改善ですが)。毛内先生、この度は大変貴重な学びをありがとうございました。
また、ご紹介くださった杉角会員にも心より感謝申し上げます!
脳は誰にもある大事な臓器。
大切に扱っていきたいと思います。




